運用1日目だからわかる、Substack完全ガイド
─初日の骸骨に何がわかんねん編
Substackを始めて1日目。
最初にやったことは、記事を書くことではありませんでした。
Substack番付を眺めることでした。下心です。
「どういう記事が読まれてるんだろう」
「初投稿で無風だったら、ちょっと泣くな」
「いい感じに読まれたいな」
朝のコーヒー片手に、そんなことを考えていました。寺に来たのに、最初にお守り売り場の売上ランキングを見ている人みたいでした。かなり俗っぽいです。
でも、しばらく眺めて気づきました。上位の記事に並ぶ言葉が、似ているんです。
Substack。サブスタック。初日運用。何を書けばいいか。フォロワー。登録者。Xとの違い。noteとの違い。AIで書くこと。発信基地。濃い読者。伸ばし方。
最初は攻略ワードに見えました。でも、だんだん違って見えてきました。
これは攻略表というより、たぶん不安の一覧です。
みんな探しているんです。
「ここで何を書けばいいのか」を。
たぶん私も、その一人でした。
なぜ、人はSubstackに来たのか
ここで一度、攻略の話から離れます。そもそも、なぜ今、Substackなのか。私の感覚で言うと、こうです。Twitterは、Xに変わって無法地帯になりました。
Threadsは出てきた当初、もう少し穏やかな場所でしたが、最近はだんだんXに似てきている気がします。
そして、テキスト系の発信が好きな人たちが、なんとなくSubstackに流れてきている、私もそのうちの一人です。
ただ、ここで冷静になりました。
どこに移動しても、状況はたぶん同じです。
人が増えればノイズが増える。ノイズが増えれば治安が悪くなる。
治安が悪くなれば、また別の場所に逃げる。
そして同じことが繰り返される。
Substackも、人が増えればきっと同じ道を辿ります。そのときに「ここも違った」と次の場所に逃げ続けるなら、SNS移民は終わらない。
なので、攻略法より先に考えたいのは、
自分はなぜここに来たのか。
そして、この場所はそもそも何のためにあるのか。
Substackは、もともと「書き手と読者の直接的な関係」を取り戻すために作られた場所です。
広告で殴られる場所でもなく、アルゴリズムで殴られる場所でもなく、読みたい人が、読みたい人に届く場所 を作ろうとしている。
創業者がなぜこれを作ったのか、を逆算すると、たぶん「書き手の在り方が、ちゃんと読者に届く場所が必要だった」からだと思います。
つまりこの場所、人と直接つながり直す場所としてデザインされていると。
そうなると、急に話が変わってきます。
ここでは、攻略の前に「自分はどう在りたいのか」が問われる。
昔のSNSには、何があったのか
少し、懐かしい話をさせてください。私は平成一桁世代です。
インターネットに触れ始めたころ、前略プロフィールというものがありました。
あれの「ひとこと」欄、めちゃくちゃ盛り上がってたんです。
なんでもないつぶやき
そのときの気分
意味のない一行
誰かが読んでくれて、誰かが返してくれる
たぶん今と構造はそんなに変わらないんですけど、空気が違いました。
なんでもないことが、ちゃんと面白かった。
mixiもそうでした。マイミクという機能がありましたが、あれが面白かったのは
「誰かが、誰かを紹介する」という設計だったからだと思います。
「この人、こういうところが面白くて」と、人を紹介する文化がありました。
人と人の魅力が、誰かを介して運ばれていた。
要は、人と人のつながりが主役だった時代があったんです。
今もそういうつながりは残っています。
でも、タイムラインの速さや、アルゴリズム最適化や、過激な投稿の時代の流れに、ちょっと押しつぶされそうになっている。
別に「昔は良かった」と言いたいわけではありません。
昔のSNSにも変な部分はいくらでもありました。
でも、人を介して人を読む感覚は、たしかにあった。
そして、Substackを1日触ってみて思ったのは、
ここはその感覚に、少しだけ近い気がするということでした。
攻略より先に決めるべきこと
どこに移動しても、結局は同じことが起きる。場所を変えるだけでは、なにも解決しない。だから大事なのは、「ここが嫌」とか「あそこが良かった」じゃなくて、
この時代に、自分はどう在りたいのか。
これが、昔より問われている気がします。
ちょっと真面目な言い方をすると、在り方です。
急に古民家カフェの壁に貼ってありそうな言葉になりました。
でも、ふわっとした精神論ではありません。
「どんな正しさを語るか」より先に、「自分がどの席から喋っているのか」を隠さないこと。それに近いです。
Substackは、続けて読まれるかが問われる場所です。席が定まらないまま走り始めると、3投稿目くらいでバレます。
早い人は2投稿目です。
私の場合、初投稿の下書き段階ですでに剥がれかけていました。
逆に言うと、席さえ決まっていれば、攻略の細部はあとから動かせる。
タイトルの型も、投稿頻度も、Notesの使い方も、全部後から調整できる。
なので、運用1日の骸骨が出した結論はこれです。
Substack攻略マニュアルの一行目は、「自分の席を決める」だった。
…書いてて、思ったより真面目になりました。
書道の掛け軸みたいになってきました。
じゃあ、自分の席はどこなんだ
ここまで「席を決めろ」と偉そうに書きました。
じゃあお前の席はどこなんだ、という話になります。
ちょっとだけ、自己紹介させてください。
履歴書みたいなものではなく、どこから喋っているかの確認です。
結論から言うと、本業は広告代理店の中でAI事業をやっています。
個人ではSTΛCKという、Substackと妙に似た名前のアカウントで、去年からこのキャラクターでSNSを再開しました。そう、再開です。
実は、しばらくSNSから離れていた時期がありました。
理由はいろいろあるんですが、ひとことで言うと「疲れた」です。タイムラインの速さに、アルゴリズムに、誰かと比べる自分に。
そんな私が、もう一度SNSに戻ってくるきっかけになったのは、ChatGPT 3.5でした。
最初は、ただの暇つぶしで触っていました。
仕事の文章を直してもらったり、雑談したり。
でも、しばらく使っているうちに、不思議なことが起きました。
自分の中にあって、言葉にできなかったものが、対話の中で言語化されていく。
これは、地味にすごい体験でした。
誰かと話していて言語化される、というのはあります。
でもAIとの対話は、もっと一人で考える時間に近かった。
それなのに、ちゃんと外側に言葉が出てくる。
「あ、自分の中にも何かあったんだ」これに気づいたのが、最初の入り口でした。
そこから、画像生成にも触り始めました。
Midjourney、DALL-E、順番はもう忘れました。
私はもともと、絵が好きです。
でも、絵が描けません。棒人間しか描けません。
棒人間界でも、たぶん予選落ちです。
頭の中には、ちゃんとイメージがあります。
こういう構図、こういう光、こういう空気。
でも、手を動かすと何も出てこない。この落差が、ずっとしんどかったんです。
そこにMidjourneyが現れて、言葉を入れたら絵が出てきた。
「やってみたい」が、「やってみた」に変わった瞬間でした。
これを、誰かにシェアしたかった。
そのために作ったのが、STΛCKというアカウントです。
最初は本当に、ただ楽しいから触っていただけです。気づいたら時間が溶けている。
やらされてる、じゃなくて、やりたい、でずっと続いている。
その状態のまま、AIにどんどんのめり込んでいきました。
そのうち、会社の中で社内稟議を上げて、AI事業を社内ベンチャー的に立ち上げました。
今、本業ではAIクリエイティブやAIエージェント周りを生業にしています。
順番が、ちょっと普通と逆かもしれません。
ふつうは、仕事で必要だから個人でも勉強する、という流れだと思います。
私の場合は、個人で楽しんでいたら、それが仕事になった。
そして、楽しんでいる過程で、SNSも再開したくなった。
これが、私の席の位置です。
ちなみに、なぜFunStackをやっているのか
ここまで来ると、もうひとつだけ話させてください。
私は今、FunStackというAIクリエイターのコミュニティを運営しています。
なぜ作ったのか。理由はシンプルで、自分が体験した「やってみたいが、やってみたに変わる瞬間」を、もっといろんな人にも体験してほしかったからです。
棒人間しか描けなかった人間の中にも、ちゃんとイメージはあった。
ただ、出口がなかった。
AIは、その出口のひとつになりました。
たぶん、世の中には同じような人がたくさんいるはずです。
頭の中にはあるのに、出せない人。
やってみたいけど、やってみたに辿り着けていない人。
そういう人たちと、一緒に「やってみた」を積み上げていく場所。
それがFunStackです。
このSubstackも、たぶん近い場所になっていきます。
完璧な結論を出す場所ではなく、自分の立ち位置を何度も確かめる場所として。
今日は宣伝しません。骸骨にも矜持があります。
最後に
「数字なんて気にしてません」みたいな涼しい顔は、できません。
普通に見ます。通知も見ます。たぶん 冷蔵庫より見ます。
でも、数字を追いかける前に、自分がどの席から喋っているのかは、忘れたくない。
1日運用の骸骨が、唯一自信を持って言えるのは、それくらいです。
初日からこんなことを言っていると、2投稿目で「最近買ってよかったマウス」とか書きづらくなります。
でも、たぶん書きます。マウスも人生なので。
ここから、少しずつ積み上げていきます。
それでは、また。
STΛCK



𝘀𝘁𝗮𝗰𝗸さんの文書、Threadsでもそうだけど本当に読みやすくて‼️
すーっと心に入ってくる☺️
沼ですね(*^^*)
小ネタ含め🤭どうやったらこんな素敵な文書がかけるのかしら⁉️
わたしも落ち着いて、席を決めたいと思いますm(_ _)m
スタックさん(とお読みして良いんですかね?ちなみに自分は「びーえむぴー」ですw)
自分軸大事ですよね!
立ち位置というかポジションと言うか、そんなにかしこまった言い方じゃなくても、なんせ自分はどこから喋ってるか?ってこれからも意識していこうと思います!